梅を買いに行った日のことです。
毎年この時期になると梅売り場をのぞくのが楽しみなのですが、その日は梅の隣に新しょうがもたくさん並んでいました。
「もう新しょうがの季節なんだなあ」
そう思いながら売り場を見ていると、夫が何やらカゴへ投入しています。
見れば新しょうが。
私はてっきり、「今年も炊き込みご飯炊いてよ。」と言われるものだと思っていたのですが、夫の返事は予想外でした。
「今回はジンジャーエールの素を作ろうと思う」
なるほど、その手がありました。
夫の作るクラフトジンジャーエールは、市販品とはまったく違う味わいです。
生姜の風味がしっかり感じられ、スパイスも効いていて大人向けの味。
私も大好きなので、「どうぞどうぞ!」と即決で購入することになりました。
材料不足でまさかの3週間待ち
ところが家に帰ってから問題が発覚。
レモンとスパイスが足りなかったのです。
ジンジャーシロップ作りはしばらくお預けとなりました。
せっかく新鮮な新しょうがを買ったのに少し残念でしたが、調べてみると新しょうがは冷凍保存できるとのこと。
そこで、ジンジャーシロップ作りに使う予定の薄切りにして保存袋へ。
そのまま冷凍庫で待機してもらうことにしました。
こうして新しょうがは、ジップロックの中で眠りについたのでした。

ようやく材料が勢ぞろい
そして3週間後の今日。
ついにレモンとスパイスがそろい、待ちに待ったジンジャーシロップ作りの日がやってきました。
今回用意した材料はこちらです。
- 新しょうが(冷凍保存していたもの。ジップロックにいっぱいありました)
- 国産レモン 小4個
- 氷砂糖 700g
- シナモンスティック 5本
- クローブ 9個
- カルダモン 20個
- 鷹の爪 7本
- 粒胡椒 約50粒
数字だけ見ると、かなりスパイスが多め。
夫が自分好みに調整しているので、出来上がりは相当スパイシーになる予感です。

ジンジャーシロップづくり
作り方は意外とシンプルです。
まず鍋に1リットルの水を入れます。
そこへ輪切りにしたレモン、新しょうが、氷砂糖、シナモンスティック、クローブ、カルダモン、鷹の爪、粒胡椒をすべて投入。

最初は大きな鍋いっぱいだった材料も、加熱が進むにつれて少しずつまとまっていきます。
沸騰したら弱火にし、そのまま30~40分ほどコトコト煮込みました。

部屋の中には生姜の爽やかな香りとスパイスの刺激的な香りが広がります。
シナモンの甘い香りに、クローブやカルダモンのエキゾチックな香りが混ざり合い、まるで海外の市場に迷い込んだような気分。
煮込み終わる頃には液体もほんのり桃色になり、見るからにおいしそうなジンジャーシロップが完成しました。
保存瓶が大きすぎる問題
完成したジンジャーシロップは、消毒した保存瓶へ移します。
粗熱が取れたら蓋をして保存です。
ところがここでまた予想外の出来事が。
ちょうど良い保存瓶が家になかったため買いに行ったのですが、売り場には梅酒用の大きな瓶ばかり。
仕方なくその大瓶を購入した結果、完成したジンジャーシロップは瓶の半分ほど入るだけという少し寂しい見た目になってしまいました。

写真映えという意味ではちょっぴり物足りないですが、それもまた手作りらしくて面白いものです。(そして夫の調理後の汚いこと、汚いこと)
保存方法と保存期間
今回のように煮沸消毒した保存瓶に入れた場合でも、保存は必ず冷蔵庫で行います。
保存期間の目安は約3~4週間です。
ただし、使用する材料や衛生状態によって変わるため、異臭や濁り、カビなどが見られた場合は使用を避けます。
より長く保存したい場合は、小分けにして冷凍保存する方法もおすすめです。
さっそく味見してみました
完成したら、もちろん待ちきれません。
さっそくジンジャーシロップを炭酸水で割って試飲です。
グラスに注ぐと、立ち上る香りだけで期待が高まります。

ひと口飲んでみると、「あれ?」
まだ生姜やスパイスが十分に馴染んでいないのか、少し青い味がします。
それでも夫の狙い通り、しっかりスパイシー。
後味にはピリッとした辛みが残り、とてもおいしい仕上がりです。
私はもう少し酸味が強い方が好みなので、飲む時にレモンを追加で入れても良さそうだなと思いました。
これから数日置けば、さらに味がまとまっておいしくなりそうです。
香りまで楽しめる手作りジンジャーシロップ
おいしくいただいた後も楽しみは続きます。
部屋の中にはスパイスの香りがふんわり残り、まるでアロマを焚いた後のような心地よさ。
飲み物を作っただけなのに、家の中まで少し特別な空間になった気がします。
3週間越しでようやく完成した今回のジンジャーエール。
手間はかかりましたが、その分おいしさもひとしおでした。
ジンジャーシロップは梅酒と同じように、来年からこの時期の風物詩として定着してもいいかもしれません。
その頃には、ちょうど良いサイズの保存瓶も準備しておこうと思います。
▼梅酒を作った時のお話はこちら

夫はおいしいからと、すでに2杯飲んでしまいました。この調子だとなくなるのはあっという間かな。
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