ロールケーキは、年に何度か焼くお気に入りのお菓子です。
ふんわり焼けたスポンジに生クリームを巻くだけのシンプルなお菓子ですが、ひとつだけ毎回気になることがありました。
それは切った断面です。
包丁で切るとスポンジが少しつぶれてしまい、お店で売られているような、あのきれいな断面にはなかなかなりません。
味は変わらないのですが、「もう少しきれいに切れたらいいのにな」と思っていました。
そんなとき思い出したのが、少し前に話題になった「糸で切るフルーツ大福」です。
糸を使うことで、フルーツ大福の断面が驚くほどきれいになるのを見て、「ロールケーキでも同じようにできるのでは?」と思いました。
そこで実際に試してみることに。
包丁と木綿糸、どちらがきれいに切れると思いますか?

まずはロールケーキを焼きました
最近は愛鶏の産んだ卵があまりがちなのでシフォンケーキばかり焼いていましたが、今日は気分を変えてロールケーキにしてみました。
いつものレシピでスポンジを焼き、生クリームを巻いたシンプルなロールケーキです。
焼きたてのスポンジはふんわり柔らかく、この瞬間は何度作ってもワクワクします。
しっかり冷ましてから、生クリームを巻いて完成です。

包丁で切ると、どうしても断面がつぶれてしまう
さて、ロールケーキをきれいに切る方法として、包丁を温めたり、切るたびに刃を拭いたりするコツはよく知られています。
私もその方法を試していましたが、わが家の包丁のせいか、それでもスポンジが少し押されてしまい、断面がつぶれたような仕上がりになることがありました。
もちろん味は変わりません。
でも、せっかく手作りするなら見た目ももう少しきれいに仕上げたい。
そんな思いがずっとありました。
木綿糸で切ってみました
そこで試したのが木綿糸です。
使い方はとても簡単。
ロールケーキの下に木綿糸を通し、切りたい位置でくるっと一周させ、糸の両端を交差させながらゆっくり引くだけです。
最初は「本当に切れるのかな?」と少し不安でした。
包丁より少し力は必要でしたが、一度コツが分かると意外なほどスッと切れます。
ロールケーキは丸い形なので糸を一周掛けやすく、この方法ととても相性がいいと感じました。
包丁と糸で比べてみると…

左が包丁、右が木綿糸で切った断面です。
同じロールケーキでも、こうして比べてみると違いがよく分かります。
包丁で切った方はスポンジが少し押されたような断面になっていますが、木綿糸で切った方はスポンジがつぶれにくく、クリームも崩れずに残っています。
「お店みたいな断面になった!」
初めて切ったときは、思わずうれしくなりました。
なぜ糸だときれいに切れるの?
包丁は刃の厚みがあるため、切るときにスポンジを少し押しながら進みます。
一方、糸はとても細いため、スポンジを押しつぶしにくく、細い線でスッと切り進めることができます。
そのため、生地やクリームが崩れにくく、きれいな断面になりやすいそうです。
特にロールケーキのように丸い形のお菓子は、糸を一周掛けやすいので、この方法に向いているのかもしれません。
手作りだからこその小さな発見
今回改めて感じたのは、ほんの少しの工夫で手作りのお菓子の印象は大きく変わるということでした。
「手作りだから断面はこんなもの。」
そう思っていましたが、木綿糸を使うだけで思っていた以上にきれいな断面に仕上がりました。
特別な道具は必要なく、家にある木綿糸で気軽に試せるのもうれしいポイントです。
ロールケーキを作る機会があれば、ぜひ一度試してみてくださいね。


この日はアイスコーヒーと一緒にいただきました。見た目がきれいだと、いつものおやつ時間が少しだけ特別に感じられます。
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