私の映画館デビューは「八つ墓村」だった

ぼちぼちひとり言

今日から映画「八つ墓村」が公開されます。

「八つ墓村」と聞いて、ふと思い出したことがあります。

実は、私が生まれて初めて映画館で観た映画が、「八つ墓村」だったんです。

しかも、保育園の頃。

「八つ墓村」は、横溝正史の小説を原作にしたミステリー映画。
村にまつわる因縁や伝説、そしてそこで起こる連続殺人事件が描かれる作品です。

私が子どもの頃に観たのは、1977年に公開された野村芳太郎監督の「八つ墓村」。

今思えば、保育園児が観るには、かなり刺激の強い映画でした。

というより……

なぜ父と祖父は、私と妹を「八つ墓村」に連れて行ったんでしょう。

今でも思います。

保育園児に八つ墓村、観せます?

昔の男親って、今よりずいぶんおおらかというか、おおざっぱというか。

「子どもを映画に連れて行こう」

まではよかったとしても、なぜそこで八つ墓村を選んだのか。

あとから八つ墓村を観に行ったと聞いた母は、あきれていたそうです。

そりゃ、あきれますよね。

誰が子どもに八つ墓村を見せるんじゃー!!

内容は覚えていない。でも、怖かったことだけは覚えている

私は映画のストーリーをまったく覚えていません。

保育園児だったので、話の内容なんて理解できなかったのでしょう。

でも、“ものすごく怖かった”。

それだけは、今でもはっきり覚えています。

もう始まったとたん怖くて、目をギュッとつむる。

そして耳をふさぐ。

映画を観ているというより、映画を感じないようにすることに必死でした。

それ以外のことは、ほとんど覚えていません。

そして、私より小さかった妹は、私以上に耐えられなかったようです。

ギャンギャン泣いてしまったらしく、父と祖父はなんと、映画の冒頭から退館することになったそうです。

そりゃそうです。

父と祖父は懲りなかった

ところがです。

また父と祖父が私たちを映画に連れて行ったのです。

私の記憶では、八つ墓村の次に連れて行ってもらった映画です。

怖い映画ではない。

子どもでも楽しめる動物映画。

そう考えたのかどうかは知りません。

次に選ばれたのは、「キングコング」でした。

……父よ。

祖父よ。

なぜ。

一応、動物映画です。

でも、キングコングですよ。

そして私は、またしても怖がりました。

ネタばれなので詳しく言いませんが、ラストシーンが怖くって。

怖くて怖くて、また目と耳をふさいで、なんとかやり過ごした記憶があります。

記憶って、ちょっと不思議

ちなみに、今回この話を書くにあたって、昔の映画の公開年を調べてみました。

すると、ちょっと不思議なことが。

私の記憶では「八つ墓村」のあとに「キングコング」を観たことになっているのですが、「キングコング」は1976年公開、「八つ墓村」は1977年公開でした。

あれ?

私の記憶、逆?

保育園の頃のことなので、映画を観た順番については記憶違いなのかもしれません。

でも、

八つ墓村が怖かったこと。

キングコングも怖かったこと。

目と耳をふさぐくらい怖い映像、音。

このあたりの記憶は、今もずっと残っています。

それでも、映画館は好きになった

そんな強烈な映画館デビューでしたが、父と祖父が私たちを映画に連れて行ったのは、この二本だけではありません。

後に、「グーニーズ」や「ネバーエンディング・ストーリー」など、子どもの私がときめく映画も観せてもらいました。

怖くて目を閉じる映画だけではなく、映画の世界に入り込んでワクワクする楽しさも知りました。

そうして私は、映画館で映画を観る面白さを知っていったのだと思います。

そして、令和の「八つ墓村」

そんなことを思い出したのも、今日から新しい「八つ墓村」が公開されるからです。

今回の「八つ墓村」の監督は、清水崇さん。「呪怨」シリーズや「犬鳴村」などを手がけてきた監督です。

これを知ってしまうと、なんだか気になります。私が保育園児の頃に怖くて目と耳をふさいでいた「八つ墓村」が、今回はどんな映画になっているんだろう。

もしかしたら、子どもの頃とはまた違う怖さを味わえるのかもしれません。

あれほど怖くて、目と耳をふさいでいた映画。

それを今度は、自分から観てみようと思っている。

なんだか不思議です。

みいやん
みいやん

今だと非難されそうな育児ですが、私も妹も特に悪影響なく育ってますよ(たぶん)。むしろ父と祖父と出かけたことは良い思い出です。

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