母の遺品整理で見つけた編み物道具|悲しみの中で気持ちを整えた話

ぼちぼちひとり言

少し前に、母が亡くなりました。
日常は変わらないようでいて、どこかにぽっかりとした空白があり、その正体をうまく言葉にできないまま、今も時間だけが過ぎていきます。

さて、実家の片付けをしていると、母が大切にしていた編み物の道具がたくさん出てきました。
編み棒、かぎ針、毛糸、とじ針。
全部は把握できないほどの道具がそこにあります。
使い込まれたものもあれば、きれいなままのものもあって、母の時間がそのまま引き出しの中に残っているようでした。

ふと、「これで何か編んでみようかな」と思い立ちました。
気づいたら編み棒といくつかの道具を家に持ち帰っていました。
久しぶりに編み目を作ってみると、思った以上に面白くて、少しずつ形になっていくのがうれしくて。
無心で手を動かします。
すると頭の中が静かになります。

色とりどりの毛糸

そんな様子を見て、夫が毛糸をたくさん買ってくれました。
「編み物で、少しでも元気になれたらいいね」そんな気持ちだったのだと思います。
色とりどりの毛糸が家に増えて、次は何を編もうかと考える時間も、楽しみのひとつになりました。

今は、編み物を心から楽しんでいます。
作品が少しずつ出来上がっていくのも楽しみですし、何より、母の道具を使うたびに、母の存在を感じられるのが不思議です。
悲しみが消えるわけではありません。
けれど、編み目を重ねるうちに、気持ちが落ち着いていくのを感じます。

いつも、となりに編みかけのものを置いています。
気持ちが乱れたとき、少しリフレッシュしたいとき、そっと手に取って、少しだけ編み進める。
母の編み棒で、今の私の時間を編んでいる。
そんな感覚が、今の私を静かに支えてくれています。

みいやん
みいやん

そろそろ冬物も終わりですね。春は何を編もうかな。

▼となりに置いてある編みかけのものが完成したお話です。

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