同じ家なのに、季節が変わるだけで光の入り方がまるで別ものになります。
平屋で暮らしていて特に実感するのが、「軒」の存在の大きさです。
わが家は深めの軒を出しています。
“おばあちゃんの家”感に憧れたからというのがきっかけでしたが、実際に暮らしてみると日差しとの付き合い方がとても上手になってきました。

夏は太陽の位置が高く、真上から光が降りてくるような感覚。
でも軒があるおかげで、室内の奥まで日差しが入り込むことはありません。
外はまぶしいのに、家の中はやわらかな明るさのまま。
直射日光の暑さを感じにくく、体感温度もずいぶん違います。
真夏以外は冷房に頼りすぎず過ごせるのは、この軒のおかげもあると感じています。


上は7月昼過ぎの日当たりです。
軒のおかげで家の中まで日差しが入ってきません。
冬になると太陽の位置はぐっと低くなります。
すると、夏には遮ってくれていた軒の下をくぐり抜けるようにして、日差しが室内の奥まで差し込んできます。
同じ窓、同じ軒なのに、季節でこんなにも表情が変わることに毎年驚きます。
部屋の中に入る光はやわらかくて、どこかほっとするあたたかさ。
うちは冬でも昼間は暖房いらず。家の中がサンルームみたいになっています。


上は1月昼過ぎの日当たりです。
太陽の位置が低いので軒をぬって陽光が家の中に入ってきます。
冬のお昼どき、床にぽっかりと光のたまりができます。
その場所だけ、空気が少しゆるんでいるような感覚。
自然とそこに座りたくなって、本を読んだり、お茶を飲んだり。
「暖かい場所に人が集まる」という当たり前のことを、毎日くり返しています。

冬は光がしっかり入ってくるので、観葉植物も窓辺に並べます。
夏のあいだは直射を避けていた植物たちが、今度は光を受けてのびのびして見える季節。
葉の影が床に映るのも、この時期ならではの楽しみです。
家の中にいながら、季節の移り変わりを静かに感じられます。

暮らしの中で感じたのは、軒はただの屋根の延長ではないということ。
夏は日差しを遮り、冬は光を招き入れる。
まるで季節に合わせて働き方を変える装置のようです。
平屋は外との距離が近い分、光や風の影響を受けやすい住まいです。
だからこそ、軒のあるなしで快適さが大きく変わるのだと思います。
季節ごとの光の入り方を見ていると、家そのものが自然と一緒に呼吸しているように感じます。
夏は守り、冬は迎え入れる。
そんなリズムの中で暮らせることが、平屋のいちばんの心地よさなのかもしれません。
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最後まで読んでくださりありがとうございます。ひだまりでの過ごし方、機会があればまた紹介しますね。



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