家事が好きかと聞かれたら、正直に言って「好きではありません」と答えます。
料理も掃除も片付けも、できれば時間も労力も最小限にしたい。
家事にたくさんのエネルギーを使うより、別のことに心を向けたいと思っています。
だから私はいつも、「どうしたら手間を省けるか」を考えています。
頑張らなくても回る仕組み、気合を入れなくても続く形。
それは怠けることではなく、今の自分を守るための工夫なのだと思っています。
以前から気になっていたのが、ダイニングテーブルの上。
気づくと、何かしら物が散らかっていて、どうにも見苦しい状態になりがちでした。
ペン、メモ帳、郵便物、読みかけの本、めがね。
ひとつひとつは必要なものなのに、並ぶと落ち着かない。
片付けようと思っても、「これはどこにしまえばいいんだろう」と手が止まります。
行き場を決めきれない物は、どうしても手元に置いてしまう。
結果として、テーブルの上が定位置になってしまうのです。

そこで私が選んだのは、「細かく決めない」という方法でした。
ごちゃごちゃして見える小物類は、ひとつの籠にまとめて放り込む。
分類はしません。考えません。ただ入れるだけ。
不思議なもので、ひとつひとつ見ると雑多な物たちも、 インテリアと色味を合わせた籠に入れるだけで、景色が落ち着きます。
きちんと整えた感じはしないけれど、散らかってもいない。
この「ほどほど」が、今の私にはちょうどいいのです。

中に入っているのは、イヤホンやケーブル、USBメモリなど、PCまわりで使うもの。
使う頻度は低いけれど、定位置を細かく決めるほどでもない物たち。必要なときは籠から取り出し、使い終わったらまた戻す。
考える工程がひとつ減るだけで、作業の始まりがぐっと軽くなりました。

手間を省くことは、雑にすることではないと思っています。
むしろ、続けられる形を選ぶこと。
無理をしないで、暮らしと折り合いをつけること。
籠に放り込むという小さな工夫で、 私の中から「片付けなきゃ」という焦りが少し消えました。
省いたのは手間。 残ったのは、気持ちの余白。
これからも私は、頑張らないために、工夫を重ねていこうと思います。
「家事に時間をかけない」というテーマについては、またあらためて紹介させてくださいね。

頑張らない工夫で苦手な片付けも、ちゃちゃっとやってしまおうと思います。
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