子どもの時から、記念に残るものを集めてそれを眺めて満足するのが好きでした。
だから旅行に行ったら、お土産屋さんで飾りものなどを買って持ち帰ることも多かったです。
ところが大人のある時期になって、記念品への情熱が昔ほどではなくなっていることに気づきました。(もちろん好きなことに変わりはないですけど)
押入れの奥に、お菓子のおまけとか使っていた文房具など、ン十年前のコレクション箱を見つけた時です。
蓋をあけて「懐かしいな」とは思ったんですけど、気持ちとしてはそれだけ。
昔のように、大事にしまっておこうという気がおこらず、そのまま処分してしまいました。
シンプルライフで変わった『旅行のお土産の選び方』
同時に、以前と比べると旅先から持ち帰る自分へのお土産の選び方が変わったなと感じます。
前は「ここに旅行した」ということがよくわかる形で持ち帰りたかったので、その土地ならではの飾り物や民芸品を選ぶことが多かったんです。(そして大事に箱にしまっておく…)
その考え方が、気づくと変わっていました。
どんな風に変わったかというと、選ぶものが普段の生活で使う『日用品』に替わったんです。
最近買ったお土産は?
例えば、少し前にイタリアを旅行してきたのですがお土産に買った記念品は…
以前にも紹介したのですが、コーヒーをより楽しむためにイタリア式の直火式エスプレッソマシンを買いました。
そして日常で大活躍しています。

↑↑購入したときの話しです↑↑
その他にミルクピッチャーらしきもの(右側の銀色のカップです)も購入。
これは、左に写っている黒い謎の物体の代わりに使ってみるつもりで買いました。
この黒い物体は何かというと…
コーヒーミルのコーヒー受けです。
素材のせいか形状のせいかはわからないのですが、挽いたコーヒーが黒い容器の中に静電気でくっついて取り出しにくかったのでいつか別のものに変えたいと思っていたんですよね。
交換するとこうなりました。
高さがギリギリだったのですが、なんとか収まり、ホッ。
見た目も好みになりましたョ。
挽いた豆も以前より取り出しやすくなりました。
たぶんこの商品はイタリア製ではないんだろうけど、コーヒーを挽くたびにイタリアを思い出すからお土産としては満足です。
あとはお土産に食料品を選ぶことも多いかな。
海外に行った時は、だいたい形で残るものを買って帰るのですが、国内旅行はほぼ食品をお土産にしています。
↑のような『ご当地限定の調味料』は、帰ってからもとても楽しめますよ。
ということで、私の場合は旅先でのスーパーマーケット巡りは欠かせません。
日常品や食料品を買うならスーパーですもんね!
考えが変わったきっかけ
このように、お土産が『持っているだけで満足なもの』から『実用的なもの』になったことは物への思い入れが強い私にとってはすごい変化。
今は進んで物を減らす生活をしているわけではないのですが、きっかけは過去にワンルーム賃貸で2人暮らしした時に、物が持てない生活をせざるを得なかったことが気持ちの変化の時期だったんだろうなと思います。
これ以上物を置くスペースが無い、という状態におかれ無意識に「実用的なもの」という視点でお土産を選ぶようになってしまいました。
まあ「それなら自分へのお土産は買わなくてもいいんじゃないの?」となるんですけどね。
でもその辺が”物に対して思い入れが強い”私のような者には難しいところなんですよねー。
もっともな意見をもってしても、変えられない気持ちの部分なのです。
結果的に、物が増えたという感覚を持たずに旅の余韻を楽しめるのでうまくいっています。
「日常品」「食品」をお土産にするというのは、選択肢のひとつとしておすすめですよ。
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