仕事でたまにモデルハウスを見に行くことがあります。(といっても、家の専門家ではありませんよ)
先日もあるモデルを見てきました。
その家をみて私は、「自分は絶対こうしよう。」と決めていたことを今考え直しています。
そのくらい私にとって衝撃を受ける家だったので、今日はそのことについて。
私が衝撃を受けた家
話題のモデルハウスとは
見に行く前から私の周りではそのモデルの間取りについて話題になっていました。
ひと言でいうと、『変わった家』。
決して「奇抜」という意味ではなく、「なんでこんな取り方してるんだろうね。もったいない。」とみんなが言うような、そう、もったいない家なんです!!
ということで、そう感じた部分だけ詳細を書き出してみました。
実際にご覧になってみなさんはどのように感じますか?
このモデルハウスの不思議な感覚
私はこの異様に長い玄関がもったいなくって…。
玄関のドアをくぐって靴を脱ぐまでてくてく歩いていくんですよ。無駄じゃないですか~。
そんな合理的な私は、もちろん要望書には玄関の広さ、優先度『低』と書きましたよ、ええ。
それでですね、現地に着いて、実際このモデルの中に入ってみたんですよ。
てくてく歩いて奥まで行って靴脱いで。
そして部屋の中をひととおり見たのですが、そこで感じたのが「あれ、この家広い?」ということでした。
でも図面上では1階面積が15~16坪だから、これまでもよく見てきた家の広さほどなんですよね。
これはもしや…。
考えられるのは、玄関のあのスペースのせい…?
“あのスペース“をもう少し詳しく説明しますと、土間部分はすべて吹き抜けになっています。
そして外壁側(水玉部分)と階段下には白玉石が敷き詰められていて、奥の框にたどりつくまでにちょっとした気分を味わえるんですよね。
ちょっとした気分を説明するのは難しいのですが、開放感だったり、心が落ち着いたり、とにかくこのスペースが私の心理面に何らかの影響を与えているのは確かでした。
これは無駄か?ゆとりか?
そうなると、家の広さを感じさせるこのスペース、あながち「無駄スペース」ともいえないんじゃないかと思えてきまして。
むしろ空間にゆとりを感じさせる「ゆとりスペース」?
ところで、設計の担当者さんがよくおっしゃっていることがあります。
「数字じゃない、感覚なんだ。」って。
この言葉の意味がこのモデルで実感できた気がします。
要は、どれだけ広く高く取るかではなく、どれだけ広く心地よく見せるかということが大事なんだと。
このモデルの場合でも、玄関をコンパクトにすればもっと広く部屋が取れますが、たとえ部屋は大きくなっても、感覚でここまでの広さを感じられたかというと「うーん…」と考えてしまいます。
建築って奥が深いですね。
私が無駄だと判断しているところも、じつはゆとりのスペースに変わったりするのかもしれません。
そのあたり建築士である担当者さんにアドバイスをいただきながら、頭をやわらかくして決めていきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
何でも無駄を省きたくなるのは、狭小すぎる現自宅のせいでしょうか…。
私も心にゆとりを持ちたいです!
コメント
おお、深い。感覚かぁ。
私も図のような玄関だと無駄だなぁと思ってしまうクチですが
見せ方や空間づくりで違うんですね。勉強になります。
間取りもいたって普通に見えても、高さや色、開口などで
不思議で面白い空間になったりしますもんね。
みいやんさんの仕事も気になりますが。
きっと素敵な感覚の持ち主さんでしょうね。
潔い担当さんから、早く図面がきますように 笑
まだ、うちが間取りの要望を出している頃
LDKの広さにこだわっていたら営業さんに
「広くても、結局通路的な使い方しかできない部分であれば、それを無駄と感じる人もいる」と言われたのを思い出しました。
確かにね~と思いましたが、我が家はその無駄を「ゆとり」と捉える派でした。
だから、玄関ホール広めです(^-^)
みいやんさんがご覧になったモデルハウスの玄関、
お高い和食屋さんみたいなお店の、門をくぐってから玄関(入口?)に入るまでの
小路のようなお庭?(どう説明したらいいんだろう。伝わりますか?)みたいな雰囲気なのかなぁと思いました。
そうだとしたら、家の中にそんな空間があるなんて素敵!
毎日使う所ですし、無駄ではなさそう(*´▽`*)
>要は、どれだけ広く高く取るかではなく、どれだけ広く心地よく見せるかということが大事なんだ
って素敵なお言葉ですね!!
ますますプランが楽しみになっちゃう^^
なかなか数字だけではなんとも・・・な感じですよね
図面から立体を想像できるといいんですけどね><
ただ広ーい空間よりは、同じ面積でも動きのある空間の方が広く感じることもありますよね
「まだ続いてるんだ」って見せることで、「広そう」って想像を働かせる。というようなことを本か何かで見ました
でもプロでもない限りなかなか難しいですよね><
ほんと、工務店との信頼関係だいじですよね!
casa*さま
平面図だけみると、今でもこの玄関はやっぱり無駄に見えてしまうんですよね。
どんな空間になるかが想像できないってところは、私はやはり素人なんでしょう。実際に体験してみないとわからないっていうのがもどかしいです;;
それを考えると高さや色で空間を作り出す建築家はすごいなぁと思います。
私自身の感覚はメタメタですよ^^;
casa*さんこそしっかりした物を持っておられる方だと思います。
家に対してもセンスが見られますもの。
図面、来週は集中してがんばってくれるそうです;
でも打合せの日がなかなか合わないんですよね…。
うまくいかないものですね。
えみりんさま
LDKの広さのお話、私もそんな感じのことをきいたことがあります。
えみりんさんのお家は、ゆったりとゆとりを持って作られた家なんですね。
玄関ホール、確かに広いですよね。
私玄関は省スペースでいいと今まで思っていたけど、広い玄関から家の中に入るとほんと気持ちが変わりますね。
ここにきて気付きました。広い玄関、いいなぁ。
私が訪れたモデルの玄関、そう!それなんです!小料理屋のような感じ。
あそこを歩いている途中で、「この階段下にはグリーンをおいてもいいな。」「途中に腰掛けを置いたらお客様とここでおしゃべりできるかな?」などいろいろ想像できちゃう素敵な空間でした。
こういうスペースを取り入れると家が引き立ちますね。
はれさま
私たち建築の素人は図面から立体を想像することはなかなか難しいから、つい数字に頼ってしまいますよね。
建築士さんに言わせると、うまい設計をすると狭小でも広く暮らすことができるらしいですよ。この広く暮らすというのは感覚のことなのですけどね。
はれさんのおっしゃるようなこと、設計の担当者さんがいってました。
「まだ続いてる」というのと同じことだと思うのですが、奥行きを出すことで広く見せることができるんですって。
今回の玄関もそんな効果だったのかなぁ?
でもやっぱり私たちにはなかなか思いつかないことですよね。
残念ながら要望としてぽんぽん出すのは私には無理ですわ;
ここは「餅は餅屋」の考えで、建築士の力を借りることにします。
信頼関係、しっかり築いておかなくちゃね!
私もこの長い玄関にしたかったです~!
私は手前と奥で、家族とお客様の入り口をわけで、
この図のよぅにはじに玉砂利置きたかったんですけど、
土地が変わったら使える形も変わり断念しました(^^;
ムダなよぅに見えるとこでも気持ちが豊かになれる間取りって大事ですよね。
みいやんさんのブログ、とても参考になります!
普通はこぅでも、我が家はこぅなんだ、って事がよく出てきますが、
そのおかげで、標準で設定されていたキッチンの幅を自分に合った幅に設定しよう!
って決断できました。
これからも進行状況楽しみにしています(^^)♪
みみんさま
コメントありがとうございます。
みみんさんはこのような玄関を考えていらしたんですね!
私がお客様なら、この玄関を通ると家の方のセンスを感じることだろうと思います。
脇に玉石敷き詰めて、普通の通路としないところがまた心憎いですよね。
でもやっぱり土地の問題もあるのですか。
そうですよね、向きや方角によってはなかなか実現しないことってあります。
私は「心地よく」をキーワードにしていたつもりなのですが、気付けば無駄の排除を優先しすぎてたかもと今感じています。うまくバランスとっていかなければですね。
>普通はこぅでも、我が家はこぅなんだ、って事がよく出てきますが、
そのおかげで、標準で設定されていたキッチンの幅を自分に合った幅に設定しよう!
って決断できました。
ブログ、他の記事もみてくださりありがとうございます^^
キッチンを自分仕様にされたんですね。ご自身で悩んで決めたなら、多少のことはあってもきっと「この家好きだ。」と思える家になると思います!
先方の言うことに納得されたなら別ですが、言われるがまま標準サイズですすめてしまったら、私ならきっと建ったあともキッチンを使うたびにモヤモヤするだろうなと思うので…。
せっかくの注文住宅なので、お互いに思う存分わがまま言わせてもらいましょう~☆
我が家の歩みはなかなかゆっくりですが、よろしければこれからも応援してくださいね。