庭に植えて3年、初めてレモンの実を収穫しました。
無農薬で育てたレモン。
皮までしっかり使い切りましょう!
今回のレモンジャムはイタリアのレシピサイトから、イタリアのお母さんが作るレモンマーマレードのレシピを探し出して作ってみました。
レシピの紹介にはこのように書かれており、簡単なのに美味しそう。
家庭で作るレモンマーマレードの材料はたった3つだけ。
レモンと砂糖と水。
みずみずしくって絶品の保存レモンを作る、伝統的なシンプルレシピです。
完成までに3日もかかってしまうのですが、準備は難しくなく、素晴らしいでき上りなんです。
確かに日数はかかりました。
でもいつも作っているレモンジャムレシピより、手間がかからないので楽に作れます。
本場イタリア家庭のレモンマーマレードをぜひ味わってみてくださいね。
レモンマーマレード材料 (140ml 1.5瓶分)
- 無農薬レモン (小玉 4個)
- グラニュー糖 (3日目の状態のレモン重量に対して 70%重量)
- 水 (グラニュー糖の 40%重量)
レモンマーマレード(イタリアレシピ版)の作り方
1.レモンを洗う
流水の下でレモンの皮をスポンジなどを使いよく洗います。
2.レモンを薄切りにする
レモンの端っこを切り落とし、縦半分または4分の1の大きさにしたレモンを薄切りにします。
種は取り除きます。
3.レモンを水に浸ける(1日目終了)
薄く切ったレモンを大きな鍋、またはボールなどに入れます。
傷があれば、ナイフで取り除いておいてください。
全ての薄切りレモンをボールに入れたら、かぶるくらいの水を入れ蓋をして1日休ませます。
(レモンが浮いて水から出てしまうので、私は上からラップをかぶせました)
4.鍋を火にかけ、更に一日置く(2日目終了)
ボールのレモンを鍋に移して少し混ぜ、火にかけます。(1日目も鍋でおこなった場合は移す必要はありません)
水は非常に熱くなってきますが、沸騰させないように見ておきます。
沸騰する前に火を止め、蓋をして1日おきます。
2日間、水につけたレモン。
全体に白っぽくなりました。
5.鍋の中からレモンを取り出す
鍋の中からレモンだけ取り出しました。
残った水は流し台に流し捨てます。
(この水にはレモン果汁がたっぷり混ざっていると思われるのですが、イタリアお母さんのレシピではすべて流し台に流し捨てていました。「レモン果汁のおかげで排水溝の悪臭が消されるんですよ!」と説明されていましたが、レモンが割と貴重な日本ではちょっと勿体ないような…)
6.レモンを煮る
鍋にレモンがかぶるくらいの水を沸騰させます。
次に、5のレモンを入れて30分煮ます。
30分後に、レモンの皮が柔らかくなっているかスプーンなどで潰して確認します。
30分後。
柔らかくなりました。
レモンだけを引き上げ、鍋の水はまたまた捨ててしまいます。
(ここでレモンの重さを量りました。280グラムでした。)
7.シロップを作る
別の鍋に、分量の水(80グラム)と砂糖(200グラム弱)を入れ、煮溶かしながらシロップになるまで5分ほど煮ます。
分量が少ない場合は必ずしも5分煮なくても大丈夫です。煮すぎると飴になっちゃいますので…。
8.シロップに柔らかくなったレモンを加えて煮る
シロップに手順6の柔らかくなったレモンを入れます。
様子を見ながら更に45分程煮ます。
種を見つけたら取り除いてくださいね。
45分もあるわーと少し目をはなしたら、水分が飛んで焦げ付いてきてる!!!
分量が少ない場合はこまめに様子を見た方がいいですね…。
9.レモンマーマレードできあがり
ちょっと煮すぎてしまいましたが、なんとかレモンマーマレードができあがりました。
レシピによってはフードプロセッサーにかけて皮の形をなくしているものもありましたよ。
お好みでお試しくださいね。
レモンマーマレード食後の感想
長時間煮込んだからか、グラニュー糖にカラメルやべっこう飴のようなコクが感じられます。(少し焦げたせいかもしれません…)
甘くてビターで爽やかで…。
苦みは確かに感じられるのですが、”おいしさのポイント”となる、このマーマレードにはなくてはならない苦味。
さすがレモン産地のイタリア!
レモンを皮までおいしく食べつくす方法をよく知ってますね。
私がこれまで作ってきたレモンマーマレードジャムは、苦味をできるだけ取り除いたすっぱいレモンジャムだったので、今回のものとはまったく違うジャムです。

できれば両方作って、合わせる食べ物によって使い分けていけるといいなぁ。
あ、それから次にこのマーマレードを作る時にしてみたいこと。
酸味がほとんどない出来上がりなので(これはこれで美味しい)、あらかじめ果肉部分を取り除いておき、最後の仕上げで加えて、酸味もあるレモンマーマレードを作ってみようと考えてます。
試してみたらご報告しますね~。
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