わが家では昨年初めて『ふるさと納税』をしてみました。
返礼品には食べ物ばかりを選んだので、いろんな美味しい物を送っていただき楽しみが増えました。
うなぎとか、
牡蠣とか…
他にも美味しいものをいただきましたよ。
これだけでもう、「ふるさと納税いいわ~~。」と満足していたのですが、肝心なことを忘れていました!
“ふるさと納税は本当にお得だったのか?”
これを確認しないと大きな声で「お得だった!」とは言えないですよね。
ふるさと納税は本当にお得か?確認は簡単
ではふるさと納税が本当にお得だったのか、確認をしてみたいと思います。
うちはワンストップ特例制度を利用しているので、寄付分は住民税から引かれることになります。

確定申告をされた方は所得税と住民税から控除されるので別の確認方法があるようです。
確認に必要なのは毎年6月頃に届く住民税の決定通知書。
注意しなければならないのは控除が適用されるのは”寄付をした次の年”、つまり2018年の寄付分は2019年6月の通知書で確認できることになります。
こちらは先月6月に届いた通知書。
通知書を見て、まずわかりやすく目についたのは『寄付金控除額』と記載されている部分です。
自治体によって書式が違うらしいんだけど、うちの自治体ではこのように枠外に控除額を記載してくれていました。
そこで寄付金でいくら控除されたのかをみてみます。
市区町村税「A」と都道府県税「B」に分けて控除されているので「A」と「B」を足してみると、私がふるさと納税した額より約2000円少ない額になりました。
わかりやすく言うと、例えば10,000円寄付をしたとして8,000円が控除されていたということです。(ただし、数十円の端数がついていました。)
これで私は今年の住民税の支払額が、本来払わなければならない額より『ふるさと納税額-2,000円』減りました。
「ふるさと納税すると2,000円で返礼品がもらえる」といわれるのはこういう仕組みだったんですね。

寄付したお金が戻ってくるのではなく、翌年の住民税を減らしてくれるんですね。
また別の確認方法もあるようです。
自治体によっては『寄付金控除額』等と記載してくれない場合もあるようで、その場合はこちらで確認できます。
市区町村税(5)と都道府県税(4)にそれぞれ『税額控除額』という欄があり、ここからふるさと納税分が引かれています。
ただ、税額控除額にはふるさと納税分以外の『調整控除』も足されるので、その分『寄付金控除額』より金額が多くなっていました。

「調整控除」の額は、市区町村民税と都道府県民税合わせて2,500円となることが多く、私も『寄付金控除額』にぴったり2,500円足した額になっていました。
さっきの例でいうと『寄付金控除額』が8,000円だとすると、「調整控除」は市区町村民税と都道府県民税を足して10,500円となります。
確認ポイントとしては、この市区町村税(5)と都道府県税(4)を足した『税額控除額』が「ふるさと納税した額-2,000円」より少なければ、ふるさと納税満額の控除がなされていないといえるでしょう。
「手続きに何らかのミスがあった」「控除の限度額を超えて寄付をした」などの理由が考えられます。
ふるさと納税制度を最大限お得に利用するには、仕組みや申告手続きについてしっかり理解しておいた方がよいと思います。
実際に行う手続き自体はそれほど手間がないのですが、ちょっと仕組みがややこしいですからね。
「自分の限度額はいくらか」「きちんと手続きができているか」は間違って理解していることもあるかもしれませんので、昨年ふるさと納税をされた方はぜひ今年の住民税通知書を確認されることをおすすめしますよ。

今年の6月からふるさと納税の制度が一部変更になりました。
返礼品に「寄付額の3割以下」「地場産品に限る」などのルールができています。これからは魅力的な特産品がある自治体に寄付が集まったりするんでしょうかね…。
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