うちのダイニング、LDKのど真ん中にあるんです。
特にそれを希望していたわけではないので、つい最近のことですが設計担当さんに言われて気づきました。
ダイニングと作業台、ひとつにしたらこうなった
ダイニングがど真ん中にある理由?
「ダイニングがこの家の中心なんです。」とおっしゃる設計担当さんは、私たちのどんな暮らしを想い描いてこの配置にしてくれたのかな?
最近、その答えがちょっとわかってきた気がします。
気がづけば、コーヒーを入れてここで2人でおしゃべりをすることが多いんです。
だから、テレビとソファが無い暮らしの私たちがリラックスして集えるコーナーをイメージして、ここに作ってくれたのかなぁ、なんて思います。
ダイニングは私たちにとって、思いのほか心地の良いコーナーにできあがりました。
オリジナルダイニングテーブルを造作で
ここだけの話、実は完成直後にこの造作テーブルを見て「こ、こんなはずじゃ…。」と思ったんですよね。
ちょっと期待していた雰囲気と違っていたことでがっかりしたのが正直な感想です。
でもそれも、照明や椅子が入ると見違えちゃって!(褒めすぎ?)
「なかなかいい感じでは?」と思えるようになりました。
難航したダイニング椅子選び
椅子選びの基準は…
- 背もたれが低めのもの (LDK真ん中で主張しすぎないように)
- 肘掛があるもの (リラックスして座れるように)
- 座り心地の良いもの (日本人にも大きくないサイズ感)
決まるまでずいぶん悩んだんですよね。
いくつか家具屋さんをまわって、最終的に夫婦共に気に入った物に決めました。
素材は木の部分に「ブラックチェリー」、座面に「ヌメ皮」を選んだので、どちらもこれから時間がたつごとに色合いが深まっていくのが楽しみです。
割とすんなり決まった照明選び
照明は椅子とは逆に存在感のあるものを求めていました。
照明については、あらためて照明だけの記事を書こうかと考えているのですが先に少しネタばらしをすると、天井にはダウンライトを含め極力照明をつけないようにしています。
そうすることによって、ダイニングにつけるペンダントの印象を際立たせたかったから。
そして、それ自体が主役になれるようなペンダントを探していて、夫が気になったというこちらの照明になりました。
結構大きいもので(幼稚園のくす玉くらい?)、期待したとおり存在感は抜群です。
ダイニング、動線のこだわり
ダイニングは主に動線部分の使いやすさにこだわっています。
以前に紹介したことがあるのですが(→その時の記事「キッチンの間取りをご紹介」)、料理が出来上がってから、盛り付け→ダイニングに並べるまでの動きがスムーズにできるように計画していました。
実際にはこんな感じ。
広い作業台で盛り付け、そのままサッとダイニングスペースに並べられます。
前の家では、キッチンから食卓までドアをくぐって料理を運ばなければいけなかったのでその頃から考えるととってもやりやすくなりましたよ。
動線以外にも使いやすいところが
使い出してからは動線以外にも、「これで良かった!」と思うことがいろいろ出ています。
- 作業する時の高さがちょうどいい
- 作業するスペースが広い
- 作業中にコミュニケーションがとれる
- 大人数で座ることができる
作業する時の高さがちょうどいい
この作業台兼ダイニングテーブルの高さは、椅子にあわせて70cmにしました。
この高さがちょうどいいなと感じる作業は結構あります。
例えば料理の盛り付け、お菓子作り、コーヒーを入れる時など…
キッチンの調理台(90cm)では高くてしづらい作業をおこなうのにうまく使い分けができる作業台となりました。
作業するスペースが広い
一般キッチンとしては、作業スペースが広いほうだと思います。
休日に作り置きのおかずを何種類も作ったり、お菓子作りなど広範囲で道具を広げながらおこなう時にこの広さはすごく役立っています。
何人かで同時に作業することも可能ですしね!
作業中にコミュニケーションがとれる
意外とこの作業スペースに立っている時間が長いんですよ。
そんな時に、ダイニングスペースで座っている夫が話し相手になってくると面倒な作業を面倒だと思わないうちに終えることができます。
これは実際に使ってみるまで気づかなかった効果ですが、なんだか得した気分です。
大人数で座ることができる
見ておわかりかと思いますが、作業とダイニングのスペースを合わせると広いテーブルにもなります。
周りをぐるりと囲むように座ると、無理すれば10人くらい座れるかな?
まあ、うちにはそれだけの椅子がないのですけどね。
ダイニングスペースへの最初の要望
このように、今は良い感じで使っている作業兼ダイニングスペース。
でも最初の要望では、「ダイニングスペースは節約したい。」「作業スペースを広くほしい。」と伝えていたんです。(→その時の、キッチンの要望について書いた記事)
その結果が両方をひとつにまとめた「作業兼ダイニングスペース」となってできあがりました。
一応スペースとしては分かれているのですが、はっきりと区別してしまわないことでその時その時に合った使い方ができるところがとても気に入っています。
例えばダイニングテーブルはいらないと言っていたけど、こうして作業台と一体化することで広い作業台として使うこともできたり、リビングの真ん中にもってくることでコミュニケーションスペースとして大活躍してくれたり。
今から思えば、ダイニングテーブルがいらないのではなくて、無駄になるかもしれないスペースがいらない(我が家は食事を一人でとることも多いので…)のが正解だったんですね。
我が家仕様のダイニングスペース。
注文住宅にして良かったなと思えたところのひとつです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
引っ越してから朝食を食べるようになったので、2人でダイニングにつく機会が増えました。
夜は相変わらず時間が合わずに別々の食事となることが多いんですけどね…;;
食事はやっぱり家族と食べるほうが嬉しいなぁ~。
コメント
この作業台 → ダイニングまでのズドーン感、いいなぁ…!!
(ズドーン感 = つながり感ということです ;;)
みいやんさんの仰る通り、盛り付けから配膳までの動線が 素晴らしいですし、
広いところで作業できるのは 気持ちいいでしょうねぇ (´ω`*)
テーブルも 作業スペースとして使えるだけでなく、
大勢のお客さんがいらしたときは キッチン側の作業スペースの方を
テーブルとして使うことも出来そうだし ♪♪
椅子も、どことなくレトロモダンな感じが コラベルとも合っていて、
すごく素敵です~!!
ヌメ皮の色合い、たまらないですね (人´∀`).☆.。.:*・
しましまさま
大きなテーブルがど真ん中にくるということで、出来上がるまでは見た目も存在も邪魔になるのではないかと心配していたのですが、思ったほど邪魔にはならずしましまさんのおっしゃるように、良い意味での存在感が出たので喜んでおります。
広い場所での作業は快適ですね。
前の賃貸ではまな板さえおけないキッチンでなんとか作業していたのですが、その時と比べると快適すぎて少しは料理もするようになりました。
散らかしながらできるのは良いです~。
たくさんのお客さんが来た時もみなさんに座っていただけそうです。
親しい人ならいっしょに台所に立つこともできますしねー。
計画段階ではそこまで考えていなかったのですが、結果的に満足のいくダイニングコーナーに出来上がったので設計担当さんには感謝です!
この椅子、コラベルに合っていますか?
嬉しい~。
椅子のデザインだけで選んじゃって、部屋の雰囲気と合うかは考えてなかったんですよ。
これからヌメ皮の色が落ち着いてきたらもっとレトロ味が増してくれるかな~?
楽しみです。